夫婦一緒に英語を勉強しよう!
子育て中の共働き世帯が、英会話の勉強をはじめるときにオススメなのが、夫婦一緒に英語学習に取り組むことです。
独身のころとは違い、時間も人づきあいも完全に思い通りにならない状況にある中で、一緒に暮らすパートナーを英語仲間にすると、一人で学習するよりも多くのメリットを共有することができます。
この記事では、妻や夫を英語学習の「仲間」にするメリットについて考えてみました。結婚してから英語学習をはじめた人、家事や育児に追われながらも英語学習を継続したい人はぜひ一読ください。
この記事を書いた人
- 38歳子育てパパ、実質英検3級(中学卒業レベル)
- 3歳児へのバイリンガル教育をきっかけに英語熱が再燃
- ?歳の妻を英語学習に巻き込み、家族で英会話に挑戦中
この記事をおすすめする人
- 結婚してから英語学習をはじめた人
- 家事や育児で忙しいが英語学習を継続したい人
妻や夫を英語学習に誘うメリット10選
家庭の中で妻もしくは夫を英語学習のパートナーに誘うメリットは次のとおり。
- 同じ目標を共有することで夫婦の一体感が生まれる
- 夫婦間の会話のネタに困らなくなる
- 実は身内の方が英語で会話するハードルが低い
- 日常的にアウトプットの機会を作ることができる
- 学習の進捗がわかりやすく、お互い刺激になる
- 英語をはさむとお互いの趣味が共有しやすくなる
- 自宅で個人レッスンを受ける賛同が得られやすい
- 家庭の中に英語環境を整えやすい
- 家族での海外旅行など目標が立てやすく実行しやすい
- 子供へのバイリンガル教育に一緒に取り組める
ひとつずつ解説します。
1.同じ目標を共有することで夫婦の一体感が生まれる
夫婦で立てた人生の目標がありますか?
結婚して一緒に生活するようになると、これまで見えなかった相手の一面が見えてきます。
悪いところが気になることも…。
でもそれは、お互いの今を見すぎているから。
今の相手、今の生活、今の仕事、「今」にこだわりすぎると、自分の感性と違う相手の細かいところまでが気になってしまいます。
このとき、少し「先」のことを考えると、広い視野で相手を見ることができるようになります。
たとえば、来月一緒に食事に行くお店を探す、来年家族旅行に行く計画を立てる、今後の家族のライフプランを考える。
どんな些細な目標であれ、一緒に遠くを見つめることで足元の小さな違和感を許容できるようになります。
夫婦で英語学習に取り組むのも、少し先の難しい課題に一緒に取り組むという点で同じです。
もし、そう思えなかったとしたら、それは英語を身につけた先にある、開かれた未来に気づいていないだけかもしれません。
将来、英語を通じて二人で楽しんでいる姿が想像できれば、それが一番のモチベーション維持につながります。
2.夫婦間の会話のネタに困らなくなる
子供のこと以外で共通の話題をつくる!
バイリンガルになるという同じ目標を持ち、二人で学習を工夫したり、楽しんだり、もがいたりする中で、お互い積極的に話をするようになります。
夫婦生活で時に生じるパートナーへの違和感は、コミュニケーション不足が主な原因です。
子供が家から巣立ったら会話がなくなった、という話をよく聞きますが、共通の話題を作ることは英語学習を長続きさせるだけでなく、夫婦の関係も長続きさせます。
3.実は身内の方が英語で会話するハードルが低い
人と英語で話すことに照れや恥じらいはありませんか?
仕事で英語をつかわず、日常的にも英語を話す機会がない場合、まず人と英語で話すことに慣れていません。
「本当に自分の英語が通じるのか」「カッコつけていると思われないか」こんなバリアがありませんか?
そのほとんどは学習をしたり、会話の場数を踏んでいくうちに消え去っていきますが、最初はハードルが高く感じられます。
まず、英語を口に出して誰かに話してみる、この最初のステップに最適なのが妻や夫です。
なぜなら、すでにある程度の羞恥心を超越した存在だから。
身内がゆえに少し気恥ずかしさがあるかもしれませんが、その壁を超えると、相手が外国の人であれ、日本人であれ、英語で会話することへの抵抗感が薄れていることに気づくと思います。
4.日常的にアウトプットの機会を作ることができる
夫婦の会話の一部を英語に!
駅前の英会話教室、家庭での個人レッスン、オンライン英会話、英語のアウトプットの場はたくさんありますが、それでも週に2~3回が上限でしょう。
通う時間、講師とのタイミングの調整、レッスン費用、英語を話す機会を増やすたびに労力も経費もかさみます。
この点、家庭の中でパートナーとの会話の一部を英語に置き換えるだけで、毎日でも英語をアウトプットする時間を作ることができます。
もちろん費用もかかりません。
たしかに、英語が流暢でない者同士が会話するとなると、効率的でなかったり、間違いを修正することもできないため、いずれ講師によるレッスンは必要になってきます。
ですが、まず最初は自分で英文をつくり、話すことに慣れる必要があるため、積極的にアウトプットの機会を作ることを優先すべきです。
5.学習の進捗がわかりやすく、お互い刺激になる
お互いに良い刺激となろう!
夫婦一緒に英語学習をしているとレベルの差を感じることがあります。
この差をお互いが認識したうえで、自分で学習したり、フォローしながら勉強することがお互いの学習の刺激になります。
人に教えることは自分のスキルアップにもつながるからです。大切なのは相手がレベルアップしていることを素直にほめること。
学習の励みになりますし、夫婦関係も良好になります。
ここで重要なのは、英語を一緒に学ぶ「仲間」という意識。まちがっても相手のやる気を削いだり、レベルの差を鼻にかけたりすると、仲間から離れて行ってしまいます。
6.英語をはさむとお互いの趣味が共有しやすくなる
相手の趣味を受け入れていますか?
結婚前は一緒に楽しんでいた趣味も、今はそれぞれで楽しんでいるかもしれません。たしかに、お互い自由な時間も必要です。
英語学習のポイントは、自分の好きなことを英語で取り組むこと。
好きなことであれば英語という壁を熱量で超えやすいからです。
これを利用して、たとえばお互いの趣味を英語で説明し合うディスカッションをすれば、会話を広げるために相手の趣味に興味を持たざるを得ません。
案外そこには発見があったり、新たなパートナーの一面を見ることもあります。
まさに、英語を介して世界が広がるわけです。
7.自宅で個人レッスンを受ける賛同が得られやすい
夫婦で頼めば家計費に!
自分のための自己投資ならこづかいから出費しなさい、と言われるかもしれませんが、夫婦の共通経費なら家計から出してもらいやすくなります。
個人の財布が痛まないこともありますが、たいてい二人でレッスンを受けた方が一人当たりの単価も安くなります。
費用面のほかにも、自宅で個人レッスンを受けた方が通う時間も節約できますし、もし子供がいれば子供への英語教育の刺激にもなります。
8.家庭の中に英語環境を整えやすい
家じゅう英語だらけに!?
英語が話せないのは、単純にインプット量が足りていないからと言われています。
英語のテレビ、ニュース、音楽、本、インプットの媒体はたくさんありますが、夫婦一緒に取り組むことで、英語媒体を導入する理解が得やすく、英語に触れる環境が整えやすくなります。
もちろん経費は家計費から出してくれるようお願いしましょう。
自宅での個人レッスンも、家の中で英語を話す環境をつくることにつながるのでおすすめです。
9.家族での海外旅行など目標が立てやすく実行しやすい
英語で世界が広がることを実感!
単にバイリンガルになりたい人は少ないと思います。言葉はツールです。
英語が話せるようになって海外旅行がしたい、世界中に友達をつくりたい、英語で映画が見たい、英語を使っていかに楽しむかが最も重要です。
夫婦で英語を勉強していくと、自分たちの英語を試してみたくなり、海外旅行という目標が提案されるかもしれません。
そう考え出した時点で、まさに英語で世界が広がっていることを実感するでしょう。
目標に向かってモチベーションも上がるでしょうし、実現に向け旅行計画を分担することも容易になります。
10.子供へのバイリンガル教育に一緒に取り組める
これからの時代、もはや英語は普通に必須!
英語が得意でない人にとって、自分のコンプレックスを子供に託すのはよくある話。
この点においても夫婦で英語学習に取り組んでいれば、早期英語教育への理解が得やすくなります。
子供にとっても、親から一方的に押し付けられる英語学習ではなく、親と一緒に会話しながら学ぶ方がストレスなく受け入れられます。
また、8の家庭の中に英語環境を整えることは、子供への英語教育の観点からもポジティブに働きます。
インターネットの発達で急速に世界が身近になっている現在、今の子供たちが大人になる頃には、より一層世界の人たちとコンタクトをとる機会が増えるでしょう。
もはや、英語が話せることが普通に必須な世界に向け、親が手助けしてあげるのも良いと思います。
まとめ
語学の習得のモチベーション維持に欠かせない「仲間」、これを妻や夫に担ってもらうメリット10選を解説しました。
これらは我が家の実体験ですが、実際に夫婦で英会話に取り組んでから夫婦ゲンカが格段に少なくなりました。
これは「1.同じ目標を共有することで夫婦の一体感が生まれる」を特に実感するところです。
このほかにも、個人レッスンの課題を一緒にこなしたり、海外旅行について考えたり、子供の英語教育に妻も好意的だったり。
家族で英会話に取り組むことは、潤滑油のように家庭を円満にしてくれています。
英語学習が効率的になるだけでなく、夫婦仲も良くなる英語学習、パートナーを誘ってみてはいかがでしょうか。
パートナーを英語仲間にするポイントについてはこちらで解説しています。