英会話「超」初心者にはハードルが高いオンラインレッスン!?
LINEのビデオ通話、会社でのZOOM会議、オンラインで相手とタイミングが合わず、会話が重なったり、妙な間が空いたりした経験はありませんか?
日本語であってもオンラインでの会話は、対面に比べて「言葉」に頼る部分が大きいと感じます。
それは、「言葉」以外の情報が伝わりにくいから。
このため、英会話「超」初心者で、まだ思ったように言葉が出てこない人にとって、オンラインレッスンは少しハードルが高い学習方法になります。
初心者こそ、まずは対面での個人レッスンで、英語による「コミュニケーション」に慣れ、自信とコツをつかんでから、オンラインや対面でのグループレッスンに進むことをオススメします。
この記事を書いた人
- 38歳子育てパパ、実質英検3級から英語学習スタート
- 人と英語で会話したことがほぼなかった英会話「超」初心者
- 妻と子供と家族中で英会話実践中
この記事をおすすめする人
- 英会話の勉強をはじめたばかりの人
- 人前で英語を話すことに抵抗がある人
- 思ったことがまだ英語で出てこない人
対面での個人レッスンをすすめる理由
英会話のオンラインレッスンは手ごろな価格で気軽にはじめられる便利なサービスです。
しかし、英会話の勉強をはじめたばかりの「超」初心者には、実はハードルが高い学習方法だと思います。
なぜなら、超初心者は自分の思っていることをスムーズに英語で言えないから。
対面ならその弱点を言葉以外で補うことができます。
私の実体験をもとに、超初心者に対面での個人レッスンをオススメする4つの理由を解説します。
- 英会話学習のゴールはコミュニケーション
- 「言葉」以外にも意思を伝える要素がある
- オンラインレッスンのメリット、デメリット
- まずは対面の個人レッスンで自信をつけよう
1.英会話学習のゴールはコミュニケーション
めざしているのは、英語を話すことでしょうか、それとも、英語でコミュニケーションすることでしょうか。
英語を学ぶ理由は人それぞれですが、基本的には英語は会話のツール。相手と相互にコミュニケーションできることがゴールです。
コミュニケーションをゴールと考えると、自分の意思を伝える方法は言葉の他にも、ジェスチャーや顔の表情など、全身を使って表現できることがあります。
実感していると思いますが、英会話をはじめたばかりの「超」初心者は、自分の思っていることが、なかなか英語で言えません。
このため、まずは言葉足らずな部分を全身で補いましょう。
全身を使ってでも英語でコミュニケーションできた、という成功体験を積み重ねると、やがて自信となり、英語を話すことへのためらいがなくなります。
2.「言葉」以外にも意思を伝える要素がある
「言葉」以外の全身を使うコミュニケーション方法は大きく2つに分けられます。
- 聴覚情報:声のトーン、話し方、話す速さ
- 視覚情報:表情、しぐさ、話す態度
特に、この二つを「非言語コミュニケーション」といい、その重要性を証明した実験に『メラビアンの法則』というものがあります。
その内容は、対面でのコミュニケーションで、言語・聴覚・視覚情報に違和感がある場合、聞き手はどの情報を信頼するか、というものです。
結果は、言語情報7%、聴覚情報38%、視覚情報55%。
聞き手は言葉よりも聴覚や視覚情報を重要視していました。
つまり、話の内容そのものよりも、話し手の表情やジェスチャー、声のトーンやスピードなどから、相手の意思をくみ取ろうとしているわけです。
英会話「超」初心者の場合、相手の話す英語を理解することも、自分が思っていることを英語で表現することも難しく、まさにコミュニケーションに違和感がうまれやすい状況です。
このため、思っていることが英語で出てくるようになるまでは、「非言語」の助けを借りた方がスムーズに会話できるというわけです。
3.オンラインレッスンのメリット、デメリット
インターネットの普及で簡単かつ安価にオンラインレッスンが受けられるようになりました。
対面レッスンと比較しても、時間や場所、価格面でメリットが大きいのも確かです。
オンラインと対面レッスンの特徴
オンライン | 対面個人 | 対面グループ | |
---|---|---|---|
時間 | 自分の都合が良い時間 | 講師と調整 | 教室の指定時間 |
場所 | WEB環境のある所 | 自宅、カフェなど | 教室 |
受講料 | ~1万円/月 | ~2万円/月 | ~1万円/月 |
レッスン内容 | 自分で組み立てる | 講師と調整 | 講師や会社が作成 |
メリット | 安価、自由度が高い | しっかり話せる | 習慣化しやすい、仲間 |
デメリット | 主体性が必要、WEB環境 | 高額、講師との調整力 | 話す時間が短くなる |
比べてみると、オンラインのメリットは、やはり価格。
受講頻度にもよりますが、月に5,000円程度で取り組めるサービスもあります。
一方で、「オンライン」であるがゆえにコミュニケーションを難しくしている部分もあります。
たとえば、コロナ禍で流行ったオンライン飲み会。
日本語であっても回線状況や機器の相性などで音声のタイムラグや映像が鮮明でないなど、オンラインの便利さと同時に、もどかしさを感じた経験があるのではないでしょうか。
オンラインなら対面と同等のコミュニケーションができる、と期待してしまいます。
しかし実際には、接続環境や画面サイズなどによりオンラインでは非言語情報は相手に十分伝わっていません。
一方通行のメディアなら必要な情報だけ得られればいいですが、双方向となると相手の意思を理解しなければいけません。
日本語でさえすれ違うオンライン環境、言葉がまだスムーズに出てこない英語初心者がすれ違わずにコミュニケーションするのは至難のわざです。
実際、私がオンラインレッスンで言葉につまっていると、講師は納得して聞いていると勘違いし、一人で話し続けていました。
言葉の重要度が高いオンラインレッスンは、ある程度思ったことが英語で言えるようになり、相手の暴走を止められる度胸がついてから取り組むといいでしょう。
4.まずは対面の個人レッスンで自信をつけよう
英会話「超」初心者に対面の個人レッスンをすすめる一番の理由は、自信がつくからです。
おそらくレッスンを受けた直後は、「英語で会話ができた!」という感覚は薄いでしょう。
ですが、「思っていたよりも分かり合えた!」という感覚は持てると思います。
理由はこれまでのとおり、全身でコミュニケーションできるから。
この小さな成功体験こそが、英語を話すことへの自信につながっていきます。
超初心者こそ、自分の英語に自信を持つステップが必要です。
なぜなら、たとえ間違っていても、たくさん英語を話すことが上達の近道だから。
だからこそ、マンツーマンで英語を話すことを待ってくれる個人レッスンがオススメなのです。
グループレッスンだと一人あたりの会話時間が短くなりますし、他の受講生と自分を比較して自信をなくしてしまうかもしれません。
とはいえ、対面の個人レッスンも最初は戸惑うこともあります。
外国の方と1対1で話したこともない場合、ネイティブ講師と向かい合うだけでも緊張します。
ですが、インターネットで他の人の事例を参考に一つずつクリアしたり、事前に準備することで、少しずつ慣れていくものです。
最初はジェスチャーや表情をつけて全身で会話し、慣れてきたら次のステップに進む。
小さなステップを少しずつ進んでも、案外ゴールには近づいているものです。
まとめ
英会話の「超」初心者には、言葉だけでなく、全身でコミュニケーションできる対面での個人レッスンをオススメしました。
この実体験は、まともに外国の人と会話したことすらなかった英会話「超」初心者だった私が、対面とオンラインの両方のレッスンを受けた感想です。
「対面の方が話せている感じがする。なぜだろう?」を掘り下げると、非言語コミュニケーションにたどり着きました。
そして、個人レッスンでの成功体験はやがて自信となり、1年後にはグループレッスンでプレゼンができるまでになりました。
対面での個人レッスンは費用が高いと思っている方もいるかもしれませんが、地元のネイティブを紹介してくれるサイトを使うと、案外安くレッスンを受けることができます。
まずは小さな成功体験からはじめてみましょう。
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